
今年のシュトーレンができるまで
2026年10月08日 00:10
毎年、夏の終わりからシュトーレンの準備を始めます。
今年のテーマは「茶色い粉100%」
今年は、毎日食べるパンは全粒粉やライ麦など、
茶色い粉のパンが中心だったため、
「シュトーレンも身体にやさしい粉の力だけで作ってみたい!」
と思っていました。
しかし、毎年の強力粉と準強力粉をまぜて作っています。
ぜんぶ茶色の粉100%にしたら、まるで別のお菓子に
なってしまうかも・・そんな不安も正直ありながら
試作に挑みました。
全粒粉を選んだ理由
グルテンがほどほどあって使いやすく、一般によく知られている
粉・・とのことで「全粒粉」を使うことにしました。
全粒粉は小麦粉を、胚芽、胚乳、ふすまと全部丸ごと
挽いたもの。米でいう玄米みたいなものです。
挽き方もグラハムタイプ、中挽き、細引き、微粉といろいろ
あります。
土台の生地づくり
最初は中挽きとグラハムタイプで試してみましたが、
生地がざらざらして口の中でまとまりません。
次に、最近よく使っている微粉タイプの全粒粉に替え、
つくってみると、ざらざらは無くなりましたが、
こんどはねばつくような感じ。
次に微粉と中挽きを混ぜて使ってみることにしました。
レシピ作りで注意する点は、一度にあれもこれも
変えてしまうと、何がよかったのか分からなくなりますので
粉の配合だけを変えて、何通りも焼いて比べました。
10回くらい組み合わせてためして、「この食感なら!」
と思える配合をやっと見つけました。
これで今年の土台が決まりました。
土台が決まるとあとは意外と早いです。
具材の主役は「栗」
全粒粉にあうメインの具材を決めて、あとはそれに合うものを
チョイスしていきます。
昨年はイチジでしたが、今年選んだのはマロンです。
ちょっと香ばしい風味の全粒粉と栗は相性が良さそう!
その確信から、シュトーレンの真ん中には栗で作った
のマロンマジパンを入れることにしました。
具材はくるみ、アーモンド、いちじく、レーズンの
ラム酒漬けを使います。くりとラム酒の相性もばっちり!
ところが食べてみると、もうひとつ、何かが足りません。
最後のピースは・・カカオニブ
チョコレート?とも考えましたが、栗の繊細な味を邪魔して
しまいそう。そんなとき、ふっと浮かんだのがカカオニブでした
パンに使うのは初めてですが、実はカカオニブが大好物。

おやつ用に買ってつまんでしまうほど!
カリッとした食感と、かなり苦いチョコレートの粒の
ような味わいが大好き。
生地に散らしてみると、全体がきゅっと引き締まり
ました。そこへ真ん中の栗のマジパンのやさしい甘さが
ちょうどよく、ひと口食べて、思わず「あ、おいしい!」
と声が出ました。
頭の中で描いていた味が、少しずつ、目の前に形に
なっていきました!

このシュトーレンをSNSに載せたところ、
「絶対に買いたい」と、10名以上の方からご連絡を
いただきました。
全粒粉が好きな方、今までにないシュトーレンを
楽しみにしてくださる方。
画面の向こうに、同じ気持ちで
待っていてくれる人がいる。それが、何よりの励みに
なっています。
今年は100本限定です
ただ、今年はいつものようにたくさん焼くことができません。
毎年400本ほどお届けしていますが、今年は平日に家を
空けることが多く、まとまった時間が取れないので、
今年は100本だけ。いつもの4分の1です。
「今年のシュトーレンを食べてみたい」と思って
くださった方は、どうぞお早めに、LINEなどで
ご連絡くださいね。
シュトーレンレッスンのご案内
また「自分の手で作ってみたい」という方には、シュトーレン
レッスンも予定しています。
じつはすでにこちらも12月満席の日もあり、
リクエストの日程を頂いています。
今年のシュトーレンは、どんな味に仕上がるのか。
つくる私自身もとても楽しみです。
クリスマスの食卓に、あなたのもとに、この一本が届く日を
思いながら準備を進めようと思います。
レッスン募集、シュトーレンの購入は公式ライン
から行いますので、登録してお待ちください。